DX変革事例

リアルタイム経営による復旧迅速化および再エネ発電最大化

  • 2020年より、データを①集める・貯める・繋げる、②使いこなす、③収益化する仕組みの整備を推進

  • データ起点のリアルタイム経営の実現に向け、発電状況や収支状況等の内部データに容易にアクセスできる環境を構築

  • 現場判断の早期化・経営判断の高度化による安定供給・再生可能エネルギーの増電力といった社会的価値を創出

取り組みのポイント

  • 多様なデータを一元化

    • 既存の設備関連データに加え、蓄積された30年分の収支データや
      発電所敷地内の気象データを活用することで運用分析品質を飛躍的に向上

    • 独自のダッシュボードにより、リアルタイムでの経営指標の可視化を実現

  • 外部データ連携による高度分析

    • 発電所設備だけでは収集できない気象データの連携
      による高度分析を企図

    • 外部連携によるセキュリティ課題にも対応

取り組みの展望

  • 安定供給と再エネ増電力に貢献

    • 現地出向なくリアルタイムに正確な経営判断が可能になり、
      トラブル復旧等が飛躍的に迅速化
      ➡再エネ発電量を最大化

図

担当者の声

水力発電所の運転状況を示す計器や制御装置等をデータで読み取り、社員がどこにいてもオンラインでリアルタイムに確認できるシステムを開発しました。開発にあたり、アナログ計器をカメラで読み取りデジタル化する仕組みや、施設の特性・季節要因に応じた閾値の調整等、多くの課題を解決しながら進めていきました。
また、PoCを経て、本格運用を開始した後も、閲覧画面の標準化やデータ構造の整理、および日々のデータの取り込み等、現場の利用状況に合わせたアップデートを続けています。
巡視の省力化および異常兆候の監視による逸失電力の削減を目的とした保全業務の高度化を達成しました。

東京電力リニューアブルパワー
技術・業務革新推進室
IT・OTシステムグループ
勝見 健

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