INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI




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© Tokyo Electric Power Company Holdings, Inc.

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2号機では今どのような作業を行っているの?

2号機では使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けて原子炉建屋南側に「燃料取り出し用構台・前室」の建設を行います。燃料デブリの取り出し初号機として、取り出し開始に向けての準備を進めています。

事故当時から今までどのように変わったの?

2023年11月
2023年1月
2019年1月
2017年12月
2015年12月
2011年3月

燃料デブリ取り出しに向けて、どのような作業を行っているの?

燃料デブリ取り出しに向けた調査として、2018年2月の格納容器内部の調査を行い、
燃料デブリがあるとされている圧力容器の真下の撮影に成功。
その中の一部に燃料デブリと思われる堆積物が見つかりました。
また、水がしたたり落ちていたことから、燃料デブリは冷却状態が保たれていることが確認できました。
そこから約1年後の2019年2月には、初めて堆積物の硬さや脆さを確認する「接触調査」を実施しました。
格納容器の底に溜まった堆積物をつかみ、輪郭やその大きさ、持ち上げて動かせることなどを確認しています。
今後、2号機では少量の燃料デブリの試験的取り出しを行う予定です。

試験的取り出しのために2023年10月には、原子炉格納容器貫通孔のハッチ(蓋)を開放し、
2024年1月には、貫通孔内の堆積物の除去作業を開始しました。

試験的取り出しは、まず、過去の内部調査で使用実績があるテレスコ式装置で行います。その後、ロボットアームを使い、内部調査や燃料デブリ取り出しを行う予定です。

一部が変形した格納容器の作業用足場
圧力容器真下の様子
格納容器に落下した燃料集合体の一部


堆積物の接触調査

ハッチの開放作業中の状況
ハッチの開放後の状況

原子炉建屋の前についている灰色のボックスはなに?

原子炉建屋上部の調査に向けてつくられた部屋で、前室(ぜんしつ)と呼ばれます。
前室の中で原子炉建屋の壁に穴を開ける作業などをすることで、
放射性物質を含むダストなどの飛散を抑制します。
高さ30m、幅38m、奥行き16mです。

原子炉建屋の横の建設中のものはなに?

使用済燃料を取り出すための構台です。
完成は2024年度を予定しています。

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