尾瀬ニュース

尾瀬に行こォゼ! vol.71「今年のミズバショウ@大清水湿原」

2026年5月20日

 

5月1日、大清水湿原で開花したミズバショウの開花調査を行いました。調査には、群馬県尾瀬高等学校2年生のみなさん、環境省尾瀬国立公園片品保護官事務所スタッフ、水芭蕉プロジェクトの現地運営を担う東京パワーテクノロジー(株)が参加し、カウンターを使って株数と開花数を数えました。
その結果、株数は9,605株、開花数は6,819輪でした。株数は昨年とほぼ横ばいでしたが、開花数は昨年より1,500輪増加しました。

株数とは、花がない葉だけの若い株も含めた数で、地下の根(塊茎)も含めた「定着状況」を示す指標です。一方、開花数(輪)は実際に花(黄色い肉穂花序と白い仏炎苞)が咲いている数を指します。ミズバショウは1株につき咲かない場合もあれば、1輪、まれに2輪以上咲くこともあります。天候や株の年齢によって開花数は変わりやすく、今年は株数が変わらない中でも、より多くの花が咲いた年だといえます。

2008年ごろまでの大清水湿原には2万株のミズバショウが咲き誇っていました。しかし、二ホンジカによる食害の影響で減少し、2013年頃には壊滅的な状況となりました。さらに2020年以降には、1,000株まで激減してしまいました。
被害を防ぐため、鹿の侵入防止柵の設置や、尾瀬高等学校におけるミズバショウの栽培研究など、官民が連携した取り組みへと活動は発展しています。なかでも尾瀬高等学校「自然環境科」の取り組みは高く評価され、第24回日本水大賞において環境大臣賞を受賞しました。この受賞は、尾瀬の水芭蕉プロジェクト(尾瀬に行こォゼ!Vol.12:https://www.tepco.co.jp/rp/oze/mamoru/column/column40-j.html参照)をはじめとする、一連の環境保全活動への貢献が評価されたものです。

ミズバショウは発芽してから花が咲くまでに約10年はかかります。現時点では、目標としている「2030年までに2万株の花を咲かせる」には遠い1万株未満の状況で、多くの課題があります。それでも、今後も地道にミズバショウの栽培と育成を続けていきます。

写真01

咲き始めたミズバショウ

写真02

ミズバショウのカウント作業

写真03

尾瀬高等学校2年生、尾瀬国立公園片品保護官事務所スタッフ、東京パワーテクノロジーの皆さん

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