2022年度の尾瀬シーズンが終了しました。
今年も、尾瀬には幅広い年代の方が訪れ、「若い頃の楽しい思い出がある」とおっしゃるご高齢の方もいらっしゃいました。
多くの方々にミズバショウをご覧いただけるよう、尾瀬沼の入山口にあたる大清水湿原には、日本で最初のユニバーサルデザインを採用した「ワイド木道」を設置しており、車椅子に乗ったまま湿原散策をすることができます。
そんな大清水湿原ですが、2008年頃までの大清水湿原は、2万本ものミズバショウが咲き誇り、たくさんのお客さまでにぎわう観光地でした。しかし、2013年までの5年ほどの間に、鹿の食害などでミズバショウの数が壊滅的に減ってしまいました。
そこで、大清水湿原の水芭蕉を回復するため、永井酒造さま、三条印刷さま、東京電力グループの東京パワーテクノロジーの3社が、群馬県立尾瀬高校さま、ボランティアのみなさまと連携して実施している活動が「尾瀬の水芭蕉プロジェクト」です。
このプロジェクトは、2030年までの10年間で、2万株のミズバショウを植栽し、花を咲かせることを目標にしています。
今年の10月中旬、プロジェクト事務局、支援者のみなさまに加え、東京電力リニューアブルパワー社員、東電ハミングワーク社員、総勢100名超によって、大清水湿原にミズバショウ苗500本を植えました。
目標を達成するためには、湿原管理や苗の育成など多くの課題もありますが、尾瀬を愛するみなさまと、まずはできることから始め、今後もしっかりと継続して尾瀬の自然を守っていきます。
大清水湿原
車椅子も通れるワイド木道
水芭蕉プロジェクト
水芭蕉プロジェクト