2023年9月4日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社福島第一原子力発電所の事故により、今なお、福島県および広く社会の皆さまに多大なるご心配とご負担をおかけしていることにつきまして、心より深くお詫び申し上げます。

 当社は、本年8月24日のALPS処理水の海洋放出開始に先立ち、「ALPS処理水影響対策チーム」を立ち上げ、正確かつわかりやすい情報発信による風評を起こさない取り組み、福島の皆さまをはじめ全国の様々な地域に目配りした流通対策、賠償対応などを一体的に進めるための体制強化を行いました。
 このたび、水産事業者の方を中心としたなりわいの継続についての切実なご不安の声や、外国政府による輸入停止措置などを踏まえて、当社が取り組む当面の対策をとりまとめましたので、お知らせいたします。

1.海洋放出の安全性に関する国内・国際社会への情報発信強化

2.グループ総力を挙げた国産水産品の消費拡大

  • 至近の取り組みとして、社員向け販売会において国産ホタテの加工品を取扱(次回9月13日の開催を皮切りに、冷凍品など扱う商品の範囲を順次拡大)

  • これまでも三陸常磐ものを提供してきた当社社員食堂において、10月目途で国産ホタテもメニューに追加し、今年度の国産水産品の取り扱いを倍増

  • 今秋以降に予定しているキャンペーン活動の中で、首都圏を中心とする小売・飲食店における国内水産品の販売フェアや消費拡大に資する大規模集客イベントでの取扱を順次企画・開催(11月下旬にお台場で開催予定の「お魚まつり」など)

3.お困りの事業者さまのご事情を伺い、きめ細やかに対応する体制の強化

 当社といたしましては、福島での取り組みはもとより、水産事業者さまをはじめとした皆さまのご懸念やご関心に真摯に向き合い、これらの対策を速やかに実行してまいります。

以 上

<参考>ALPS処理水の海洋放出に関する社内体制の強化について(2023年8月23日お知らせ済み

  • (1)

    ALPS処理水統合対策プロジェクトチーム
    経営陣がALPS処理水の放出に関連する情報を適時に把握し、速やかに社内に指示を出せるよう、福島第一原子力発電所、賠償・風評対応、地域対応などの関係部署を横断的に統括する社長直轄のプロジェクトチーム

  • (2)

    ALPS処理水影響対策チーム
    ALPS処理水放出に伴う影響は、福島にとどまらず、全国の様々な地域に目配りした流通対策・賠償対応が必要になると想定され、また、正確かつわかりやすい情報を内外に発信し、風評を起こさない取り組みも一体的に進めることが必要なことから、これらを一元的に取りまとめ、全国的に対応するため新たに設置した専任チーム(担当役員:吉田 貴彦常務執行役)

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