2022年度第3四半期決算について
2023年2月1日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、本日、2022年度第3四半期(2022年4月1日~2022年12月31日)の連結業績についてとりまとめました。
連結の経常損益は、グループ全社を挙げた収支改善に努めたものの、JERAにおける燃料費調整制度の期ずれ影響が増加したことや、燃料・卸電力市場価格の高騰などによる電気調達費用の増加などにより、前年同期比4,261億円減益の3,538億円の損失となりました。
また、特別利益に関係会社株式売却益1,233億円、固定資産売却益627億円を計上した一方、特別損失に原子力損害賠償費4,837億円を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純損益は、6,509億円の損失となりました。
(単位:億円)
当第3四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
売 上 高 | 55,126 | 35,035 | 20,090 | 157.3 |
営 業 損 益 | △2,736 | 880 | △3,617 | - |
経 常 損 益 | △3,538 | 722 | △4,261 | - |
特 別 損 益 | △2,977 | △528 | △2,449 | - |
親会社株主に帰属する 四半期純損益 |
△6,509 | 98 | △6,607 | - |
【セグメント別の経常損益】
2022年度第3四半期のセグメント別の経常損益については、以下のとおりです。
- 東京電力ホールディングス株式会社の経常損益は、基幹事業会社からの受取配当金の減少などにより、前年同期比245億円減益の474億円の利益となりました。
- 東京電力フュエル&パワー株式会社の経常損益は、JERAにおける燃料費調整制度の期ずれ影響が増加したことなどにより、前年同期比722億円減益の815億円の損失となりました。
- 東京電力パワーグリッド株式会社の経常損益は、燃料価格の高騰などによる電気調達費用の大幅な増加などにより、前年同期比484億円減益の1,150億円の利益となりました。
- 東京電力エナジーパートナー株式会社の経常損益は、燃料・卸電力市場価格の高騰などによる電気調達費用の大幅な増加などにより、前年同期比3,266億円減益の3,689億円の損失となりました。
- 東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益は、卸電力販売が増加したことなどにより、前年同期比107億円増益の513億円の利益となりました。
(単位:億円)
当第3四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
経 常 損 益 | △3,538 | 722 | △4,261 | - |
東京電力ホールディングス | 474 | 720 | △245 | 65.9 |
東京電力フュエル&パワー | △815 | △93 | △722 | - |
東京電力パワーグリッド | 1,150 | 1,635 | △484 | 70.4 |
東京電力エナジーパートナー | △3,689 | △423 | △3,266 | - |
東京電力リニューアブルパワー | 513 | 405 | 107 | 126.7 |
【2022年度業績予想】(2023年1月23日に公表した業績予想から変更はありません)
2022年度の業績予想について、売上高は、燃料価格の高騰等で燃料費調整額が増加したことなどにより、前年比2兆6,210億円増収の7兆9,310億円程度となる見込みです。
経常損益は、燃料・卸電力市場価格の高騰等による電気調達費用の増加などにより、前年比5,470億円減益の5,020億円程度の損失となり、親会社株主に帰属する当期純損益は、前年比3,230億円減益の3,170億円程度の損失となる見込みです。
(単位:億円)
2022年度 (今回予想) |
2022年度 (2023年1月23日予想) |
2021年度 (実績) |
|
---|---|---|---|
売 上 高 | 79,310 | 79,310 | 53,099 |
営 業 損 益 | △4,880 | △4,880 | 462 |
経 常 損 益 | △5,020 | △5,020 | 449 |
特 別 損 益 | 1,860 | 1,860 | △298 |
親会社株主に帰属する 当期純損益 |
△3,170 | △3,170 | 56 |
以 上
添付資料