タイ王国における屋根置き太陽光発電事業への出資について
～約3.8MW規模の屋根置き太陽光PPA事業を実施～
2022年4月22日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、このたび、本年3月にシンガポールに設立した中間持株会社TEPCO Global Energy Pte. Ltd.を通じて、屋根置き太陽光発電コーポレートPPA※事業（以下、「屋根置き太陽光PPA事業」）を実施するSolar Rooftop CE 9 Co., Ltd.（以下、「CE9社」）に出資することを決定しました。当社として初の海外における屋根置き太陽光PPA事業への参画となります。
当社が出資するCE9社は、東南アジアを中心に産業用需要家向けの屋根置き太陽光PPA事業等を営むConstant Energy社（以下、「CE社」）が100％出資（本日時点）する特別目的会社です。今後、本年4月8日にCE社と締結した株主間契約に基づき、当社とCE社の出資比率は49:51となる予定です。
当社とCE社は、協業に係る覚書に基づき、CE9社を通じてタイ王国（以下、「タイ」）アユタヤ県の工業団地内でハードディスク等を製造する法人向けに、約3.8MW規模の屋根置き太陽光PPA事業に取り組む予定であり、これは、当社による出資後に電力供給を開始する事業の一例目となります。
CE社は、5年以上に亘りタイを中心に事業を展開し、順調に契約数を増加させており、現在は25件の契約を抱えるなど、安定した経営を続けています。
タイにおいては、近年のカーボンニュートラルの潮流を受け、急速に産業用の太陽光発電システムの普及が進んでおり、第26回気候変動枠組み条約締約国会議（COP26）の場でプラユット首相が2050年でのカーボンニュートラル達成目標を掲げるなど、太陽光発電を含む再生可能エネルギーへの電源転換は重要課題となっています。
当社は今後も、電気事業で培った知見や技術を活用しながら、タイをはじめとした東南アジア各国において、さまざまなエネルギーソリューション・サービスを提供し、クリーンでサステナブルなカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
※PPA: Power Purchase Agreement の略で電力販売契約のこと
以 上
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