Fortum Power&Heat Oy社との原子力分野に係る情報交換協定の締結について
2022年10月7日
東京電力ホールディングス株式会社
フィンランドの総合エネルギー企業であり、原子力発電所の運営において良好な実績を持つFortum Power&Heat Oy社(以下「Fortum社」)と当社は、昨日、原子力分野に係る情報交換協定を締結しました。
原子力安全の向上にあたっては、海外の事業者とも相互に知見を共有することが重要との考えのもと、Fortum社と当社は、これまでもワークショップの開催などを通じて関係を深めてまいりました。この活動の中で、当社は、耐震性評価に関する知見を提供するとともに、設備の維持管理におけるリスク情報の活用や経年劣化の評価手法などに関するFortum社の知見を得て、自社への反映を検討・推進してまいりました。
今回、双方の良好な関係を維持するとともに、原子力安全の向上に資する経験や実践事例の共有を更に促進していくことを目的として、情報交換協定の締結に至りました。本協定における協力範囲は以下のとおりです。
◯情報交換協定における協力範囲
・原子力発電所の安全運転に関するもの
・原子力発電所の設備設計に関するもの
・原子力発電所の設備管理に関するもの
・原子力発電所の組織運営に関するもの
・放射性廃棄物の処理と廃棄に関するもの
・原子力発電所の廃炉に関するもの 等
当社は引き続き、海外から得られた知見も踏まえ、原子力発電所の更なる安全性、信頼性の向上に努めてまいります。
○情報交換協定の調印式の概要
・日時:2022年10月6日(木)9時頃(フランス現地時間)
・場所:フランス パリ市内ホテル
・先方:Fortum社
原子力技術サービス&共同所有資産 担当副社長
ペトラ・ルンドストローム氏(オンラインによる参加)
原子力サービス責任者 アンニ・ヤーリネン氏
・当方:取締役 常務執行役 原子力・立地本部長 福田(ふくだ) 俊彦(としひこ)
○情報交換協定の調印式の様子
左:Fortum社 原子力サービス責任者 アンニ・ヤーリネン氏
右:当社 取締役 常務執行役 原子力・立地本部長 福田 俊彦
以 上