2021年度第2四半期決算について
2021年10月27日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、本日、2021年度第2四半期(2021年4月1日~2021年9月30日)の連結業績についてとりまとめました。
連結の経常損益は、引き続き、グループ全社を挙げた収支改善に努めたものの、JERAにおける燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことや、小売販売電力量が減少したことなどにより、前年同期比1,234億円減の1,013億円の利益となりました。
また、特別損失に、原子力損害賠償費298億円を計上し、特別利益に原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金を298億円計上したことから、特別損益は相殺され、親会社株主に帰属する四半期純損益は、886億円の利益となりました。
(単位:億円)
当第2四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
売 上 高 | 22,107 | 28,342 | △6,234 | 78.0 |
営 業 損 益 | 970 | 1,813 | △843 | 53.5 |
経 常 損 益 | 1,013 | 2,248 | △1,234 | 45.1 |
特 別 損 益 | 0 | △677 | 677 | - |
親会社株主に帰属する 四半期純損益 |
886 | 1,486 | △599 | 59.6 |
【セグメント別の経常損益】
2021年度第2四半期のセグメント別の経常損益については、以下のとおりです。
- 東京電力ホールディングス株式会社の経常損益は、基幹事業会社からの受取配当金の増加などにより、前年同期比347億円増の980億円の利益となりました。
- 東京電力フュエル&パワー株式会社の経常損益は、JERAにおける燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことなどにより、前年同期比379億円減の73億円の利益となりました。
- 東京電力パワーグリッド株式会社の経常損益は、託送収益の減少や、設備関係費の増加などにより、前年同期比171億円減の1,066億円の利益となりました。
- 東京電力エナジーパートナー株式会社の経常損益は、小売販売電力量が競争激化や、気温の影響で減少したことなどにより、前年同期比400億円減の58億円の利益となりました。
- 東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益は、固定資産税の増加などにより、前年同期比16億円減の350億円の利益となりました。
(単位:億円)
当第2四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
経 常 損 益 | 1,013 | 2,248 | △1,234 | 45.1 |
東京電力ホールディングス | 980 | 633 | 347 | 154.9 |
東京電力フュエル&パワー | 73 | 453 | △379 | 16.2 |
東京電力パワーグリッド | 1,066 | 1,238 | △171 | 86.1 |
東京電力エナジーパートナー | 58 | 459 | △400 | 12.7 |
東京電力リニューアブルパワー | 350 | 367 | △16 | 95.5 |
【2021年度業績予想】(2021年7月29日に公表した内容から以下のように修正)
2021年度の業績予想については、総販売電力量の増加を見込んだことから、売上高は、2021年7月29日公表の業績予想比で3,660億円増の4兆8,500億円となる見通しです。経常損益は、燃料費調整制度の期ずれ影響の悪化などにより、2021年7月29日公表の業績予想比で870億円減の130億円の損失となり、親会社株主に帰属する当期純損益は、160億円の損失になる見通しです。
(単位:億円)
2021年度 (今回見通し) |
2021年度 (2021年7月29日公表見通し) |
2020年度 (実績) |
|
---|---|---|---|
売 上 高 | 48,500 | 44,840 | 58,668 |
経 常 損 益 | △130 | 740 | 1,898 |
特 別 損 益 | 0 | - | 13 |
親会社株主に帰属する 当期純損益 |
△160 | 670 | 1,808 |
以 上
添付資料