2020年度決算について
2021年4月28日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、本日、2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)の連結業績についてとりまとめました。
連結の経常損益は、グループ全社を挙げた継続的なコスト削減に努めたものの、競争激化や新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより、東京電力グループの総販売電力量が前年度比5.7%減の2,315億kWhとなったことなどから、前年度比28.1%減の1,898億円の利益となりました。
また、特別利益は、原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金1,421億円を計上した一方、特別損失に、原子力損害賠償費1,407億円を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損益は前年度比256.8%増の1,808億円の利益となりました。
(単位:億円)
当年度 (A) |
前年度 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
売 上 高 | 58,668 | 62,414 | △ 3,745 | 94.0 |
営 業 損 益 | 1,434 | 2,118 | △ 683 | 67.7 |
経 常 損 益 | 1,898 | 2,640 | △ 741 | 71.9 |
特 別 損 益 | 13 | △ 1,943 | 1,957 | - |
親会社株主に帰属する 当 期 純 損 益 |
1,808 | 507 | 1,301 | 356.8 |
【セグメント別の経常損益】
2020年度のセグメント別の経常損益については、以下のとおりです。
- 東京電力ホールディングス株式会社の経常損益は、基幹事業会社からの受取配当金の減少や東京電力エナジーパートナーへの卸電力販売の減少などにより、前年度比1,307億円減の79億円の損失となりました。
- 東京電力フュエル&パワー株式会社の経常損益は、株式会社JERAにおいて、燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したものの、発電事業の収支が好転したことなどにより、前年度比51億円増の698億円の利益となりました。
- 東京電力パワーグリッド株式会社の経常損益は、託送収益の増加や、減価償却費の減少などにより、前年度比523億円増の1,690億円の利益となりました。
- 東京電力エナジーパートナー株式会社の経常損益は、競争激化や新型コロナウイルス感染拡大の影響などで販売電力量が減少したことなどにより、前年度比535億円減の64億円の利益となりました。
- 東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益は、東京電力エナジーパートナーへの卸電力販売の増加などにより、前年度比180億円増の481億円の利益となりました。
(単位:億円)
当年度 (A) |
前年度 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
経 常 損 益 | 1,898 | 2,640 | △ 741 | 71.9 |
東京電力ホールディングス | △ 79 | 1,228 | △ 1,307 | - |
東京電力フュエル&パワー | 698 | 647 | 51 | 107.9 |
東京電力パワーグリッド | 1,690 | 1,166 | 523 | 144.9 |
東京電力エナジーパートナー | 64 | 600 | △ 535 | 10.8 |
東京電力リニューアブルパワー | 481 | 301 | 180 | 159.8 |
以 上
添付資料
参考資料