2020年7月29日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、本日、2020年度第1四半期(2020年4月1日~6月30日)の連結業績についてとりまとめました。

 連結の経常損益は、引き続き、グループ全社を挙げた継続的なコスト削減に努めたものの、東京電力グループの販売電力量が、競争激化や新型コロナウイルス感染症の影響などにより、前年同期比9.2%減の474億kWhとなったことに加え、JERAにおいて燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことなどにより、前年同期比30.5%減の685億円の利益となりました。

 また、特別損失に原子力損害賠償費365億円を計上したことや、前年度に計上した特別利益の反動減から、親会社株主に帰属する四半期純損益は、前年同期比89.4%減の298億円の利益となりました。

連結決算

【セグメント別の経常損益】
 2020年度第1四半期のセグメント別の経常損益については、以下のとおりです。
 なお、2020年4月の再生可能エネルギー発電事業の分社化に伴い、新たなセグメントとして、東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益を記載しております。
・東京電力ホールディングス株式会社の経常損益は、基幹事業会社からの受取配当金の減少や、東京電力エナジーパートナーへの卸電力販売の減少などにより、前年同期比687億円減の795億円の利益となりました。
・東京電力フュエル&パワー株式会社の経常損益は、火力発電事業等を承継したJERAにおいて、燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことなどにより、前年同期比365億円減の92億円の利益となりました。
・東京電力パワーグリッド株式会社の経常損益は、減価償却費などが減少したものの、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言期間中に、商業施設やオフィスビルを中心に電力需要が落ち込んだことなどで託送収益が減少したことから、前年同期比18億円減の407億円の利益となりました。
・東京電力エナジーパートナー株式会社の経常損益は、競争激化や新型コロナウイルスの影響による販売電力量の減少があったものの、東京電力ホールディングスからの購入電力の減少などにより、前年同期比232億円増の112億円の利益となりました。
・東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益は、東京電力エナジーパートナーへの卸電力販売の増加などにより、前年同期比96億円増の178億円の利益となりました。

セグメント別の経常損益

以 上

添付資料

・「決算短信等」についてはこちらをご覧ください。
・「特別損益の計上に関するお知らせ」についてはこちらをご覧ください。