2020年7月14日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「多用途多端子直流送電システムの基盤技術開発事業」に応募し、このたび採択されました。

 2018年に閣議決定された「第5次エネルギー基本計画」にて、重要施策の1つとして、再生可能エネルギーの主力電源化へ向けた取り組みを掲げたことを背景に、今後、各地で急速な洋上風力発電の建設計画が見込まれます。
 このことから、本事業では、再生可能エネルギーを主力電源化する取り組みへの貢献を目的に、2020年7月から2024年2月(予定)まで、複数の洋上ウインドファーム(以下、WF)と陸上の電力系統や島嶼の需要地を多端子直流送電線で接続し、長距離送電や地域間連系を可能とする多用途多端子直流送電システム※1の開発や潮流制御技術※2ならびに保護制御技術※3を開発します。

 当社は、引き続き安定的に電気をお届けする事業者としての責任を果たしていくとともに、本事業を通じて、多用途多端子直流送電システム実用化に向けた技術開発を行い、政府が掲げる再生可能エネルギーの導入を最大限加速させるという目標達成に貢献してまいります。

以 上

  • ※1…洋上風力発電の長距離送電や洋上風力の送電線を介して、複数の地上の交流系統を繋ぎ、送電を行う地域間連系線として利用するためのシステム
  • ※2…発電された電気の効果的な分配送電や、交流系統から別の交流系統へ直流送電線を介して送電すること
  • ※3…一部の直流送電線に事故が生じた際に影響を最小限にするよう適切な区間で電流遮断すること

<別紙>

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