2019年2月22日
東京電力ホールディングス株式会社

 このたび、東京電力パワーグリッド株式会社(以下、東電PG)の事業所において、委託契約等に関する不適切な処理が確認されたことからお知らせいたします。

 2019年1月、東電PGの事業所のうち一箇所が発注した委託契約等の一部に関して、不適切な処理が行われていた疑いがあるとの情報を把握し、その後の社内調査により不適切な処理が行われた事実を確認いたしました。
 具体的には、2018年11月から当該事業所内で行われている東京国税局による税務調査への対応において、2018年度に納品された完成図書等の電子データ4件について、更新日時を2018年3月に書き換えておりました。

 このたびの不適切処理を踏まえ、税務調査の対象とされた委託契約等のうち完成図書等の電子データの書き換えの有無について当社および基幹事業会社において調査を実施いたしましたが、上記4件を除き同様の事例がないことを確認しております。

東京電力フュエル&パワー(株)、東京電力パワーグリッド(株)、東京電力エナジーパートナー(株)

 当社は、このような不適切処理が行われたことを重く受け止め、このようなことを二度と起こさないよう以下の再発防止策を徹底して取り組んでまいります。

(再発防止策)

  1. 全社員に対して、本件周知および注意喚起に併せて、当社の策定した企業倫理行動基準を改めて確認したうえでケーススタディを実施
  2. 完成図書等の管理に関し、工程毎に必要な書類およびデータの重要なチェックポイントを整理した手引書を作成するなどチェック機能を強化
  3. 本件を踏まえ、社外有識者の知見も活用し、データ書き換え等の不適切行為の防止および法令遵守の重要性を認識するため、社員教育の手法を抜本的に見直し

以 上

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