2018年8月21日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、尾瀬国立公園の約4割の土地を所有しており、土地所有者として、尾瀬を守る保護活動(公共的施設の整備・管理、植生回復など)を実施しています。
 このたび当社は、尾瀬の大清水入山口(群馬県片品村)にある大清水湿原において、湿原の植生回復に関わる取り組みとして「ミズバショウの植栽」を行うこととし、8月22日9時よりクラウドファンディング※1を通じて、本取り組みにご賛同いただける方を募集いたします。

 大清水湿原は、約20,000株のミズバショウが咲き、小さいお子様からご高齢の方、また車イスをご利用されている方など、多くの方が楽しむことができる憩いの場所でした。しかし、ここ数年はシカの食害等により湿原の植生が荒廃しておりました。
 そのため、今年度より地元の片品村が中心となって大清水湿原の回復プロジェクトを始動しており、ミズバショウの植栽やシカ侵入防止柵の設置などを進めております。すでに今春には地元の高校生が中心となり約1,000株の植栽が行われました。当社としても当プロジェクトに参画し、老朽化したワイド木道※2の再整備に取り組んでおります。

 当社は引き続き、当プロジェクトを、社会の皆さまと一緒に協力して取り組んでいくため、約2,000株のミズバショウの植栽に関わる費用をクラウドファンディングを通じて募集し、ご賛同いただいた方にはご協賛金に応じた返礼品をお送りするとともに、本年10月20日には、実際にミズバショウの植栽にご参加いただく予定です。

 来年の春には、多くのみなさまにミズバショウの花を楽しんでいただきたいと考えております。ぜひともご協力よろしくお願いいたします。

以 上

※1 クラウドファンディング・・・アイデアの実現などの特定の目的のために、インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ること。

※2 ワイド木道・・・車イスをご利用される方が通行可能な道幅が広い木道。

<別紙>

<クラウドファンディングのお申込み>
http://camp-fire.jp/projects/view/91290?token=20lcgf7a
(クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」ウェブサイト)

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    ~尾瀬 大清水湿原の植生回復に関わる取り組み~