2018年7月27日
東京電力ホールディングス株式会社
福島復興本社

 当社は、発電所周辺地域をはじめとした福島県の皆さま、そして国内外の多くの皆さまが、福島原子力事故の事実と廃炉事業の現状等をご確認いただける場として、「東京電力廃炉資料館(以下、廃炉資料館)」を当社施設である「旧エネルギー館(福島県双葉郡富岡町)」に設置し、2018年11月末(予定)に開館することといたしました。

 廃炉資料館は、新・総合特別事業計画(2014年1月15日認定)において設置方針を示し、以降、富岡町からのご要請も踏まえながら設置に向けた準備を進めてまいりましたが、この度、展示内容や開館スケジュール等が概ね確定したことから、本日、お知らせいたします。

 福島県の皆さま、広く社会の皆さまに甚大な被害をもたらし、多大なご迷惑をおかけしている福島原子力事故の記憶と記録を残し、二度とこのような事故を起こさないための反省と教訓を社内外に伝承することは当社が果たすべき責任の一つです。
 また、長期にわたる膨大な廃炉事業の全容を見える化し、その進捗をわかりやすく発信することは、国内外の叡智の結集と努力を継続させていく上でも重要です。

 2020年に福島県が双葉町へ開設予定のアーカイブ拠点施設をはじめとする関係施設や周辺地域等との連携を図りながら、福島原子力事故を後世にお伝えしていくとともに、復興に向けた皆さまの安心につなげるよう努めてまいります。

以 上

<別紙>