2016年10月31日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社は、2016年9月2日、原子力規制委員会より発出された「仏国原子力安全局で確認された原子炉容器等における炭素偏析の可能性に係る調査について(指示)」(2016年8月24日付)に基づき、原子炉圧力容器の製造方法及び製造メーカーの調査結果について、同委員会に報告いたしました。
 引き続き、受領した指示内容に基づき、今回調査した原子炉圧力容器における鍛造鋼の炭素濃度領域について評価を進めてまいります。

2016年9月2日お知らせ済み

 その後、同委員会から新たに発出された「仏国原子力安全局で確認された原子炉容器等における炭素偏析の可能性に係る調査について(指示)」(2016年9月29日付)に基づく調査も行い、8月24日付指示内容とあわせて、本日、同委員会に評価結果を報告いたしました。
 評価の結果、当社の原子炉圧力容器における鍛造鋼について規格に定める濃度を上回る炭素濃度領域残存の可能性はないことを確認しております。

以 上

別紙

※炭素偏析
 鋼材中において炭素濃度が局所的に高い部分。機械的強度を低下させる恐れがある。

添付資料

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