2016年8月3日
東京電力ホールディングス株式会社

 柏崎刈羽原子力発電所6・7号機地上式原子炉格納容器圧力逃がし装置(設置工事中)のドレンタンク入口・出口配管について、コベルコ鋼管株式会社(以下、同社)が提出した書類と材質が異なっている(SUS316LTPではなくSUS304が使用されていた)との報告をグループ企業から受け、配管の交換および原因調査を行うこととしました。

2016年6月29日お知らせ済み

 本件は同社の製造工程における配管素材の識別誤りによるものであり、これまでの調査で、同社工場内において特定のロット(20本)と別のロット(20本)との入れ違いが発生した結果、合計40本の配管の材質が本来の仕様と異なっていたことが判明しました。
 このうち当社に納入された配管は、柏崎刈羽原子力発電所の上記配管(1本)と、福島第一原子力発電所の多核種除去設備水位計誘導配管(1本)で確認しました。また、東京電力フュエル&パワー株式会社川崎火力発電所2号系列第3軸の制御油装置配管(1本)においても確認しております。
 柏崎刈羽原子力発電所および福島第一原子力発電所の配管については、本来の仕様の配管と交換することとしておりますが、川崎火力発電所の配管については十分な強度・品質が確保できるため、継続して使用できるものと判断しております。

 本件を踏まえ、同社の調査過程の中で、当社として同社工場の立ち入り調査を行い、同社による発生原因の調査状況を確認しました。あわせて、同社に対して再発防止ならびに品質管理の徹底を要請しました。

 引き続き、同社に対して品質向上に向けた対応を求めてまいります。

以 上

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