2016年1月27日
東京電力株式会社

 当社福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により、今なお、発電所周辺地域の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、改めて心よりお詫び申し上げます。

 当社は、2013年1月1日に、双葉郡にある「Jヴィレッジ」内に「福島復興本社」を設置し、賠償・除染・復興を一体的に対応できる体制を構築してまいりましたが、本日、「福島復興本社」を、2016年3月末までに、まずは当社施設である「浜通り電力所(双葉郡富岡町)」に移転する方針を決定いたしました。今後、本方針に基づき、移転に係る詳細につきまして、関係各方面と早急に調整を行ってまいります。
 なお、「福島復興本社」の将来的なあり方については、今後の更なる移転等も含め、原子力発電所周辺地域の状況等を勘案し、引き続き、鋭意、検討を行ってまいります。

 この移転は、2014年1月に認定された、新・総合特別事業計画において掲げていたもので、住民の方々に寄り添った復興・除染推進の体制を強化し、避難を継続されている方々のご帰還に先駆け、2015年度末までに「福島復興本社」を避難指示区域内に移転することとしていたものです。

 当社は、引き続き、福島県民の皆さまの苦しみを忘れず、福島県にしっかり根を下ろして、原子力事故の被害に遭われた方々の立場に寄り添った賠償を最後のお一人まで貫徹するとともに、より一層地元に密着して福島復興の責任を全うし、地域に貢献してまいります。

以 上

別紙

参考