増設多核種除去設備(増設ALPS)配管洗浄作業における身体汚染発生を踏まえた対応について
2023年11月16日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
10月25日に福島第一原子力発電所の増設多核種除去設備(増設ALPS)配管洗浄作業において、洗浄廃液が飛散したことによる身体汚染が発生しました。
当社として、安全を最優先に廃炉作業を進めている中、請負工事において、こうした事案を発生させてしまったことは誠に遺憾であり、大きな問題と捉えております。身体汚染をされた協力企業作業員の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
また、本件について、地域のみなさま、広く社会のみなさまにご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。
当社は、本事案が発生した作業について、東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝)と請負契約を締結しており、これまで東芝に対して当時の状況をヒアリングするとともに、本事案の原因究明と再発防止に関する報告を求めておりました。
本日、東芝から報告書を受領し、当社として内容を確認したところ、当社が東芝に対して請負契約上求めている要求事項(作業計画や防護装備を含む現場管理等)が、一部遵守されていないことを確認しました。
当社は、今回の事態を重く受け止めており、東芝に対して、作業計画や、防護装備を含む現場の管理等が適切になるように是正を求めました。
併せて、当社といたしましても、東芝から提出された報告書を踏まえ、今回の事案を踏まえた再発防止策を検討し、実施するとともに、他作業への水平展開を通じて、廃炉作業における安全確保に万全を尽くしてまいります。
<参考資料>
以 上