福島第一原子力発電所の多核種除去設備等処理水の取扱いに関する
実施計画変更認可申請の原子力規制委員会からの認可について
2023年5月10日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、福島第一原子力発電所の多核種除去設備等処理水(「ALPS処理水」)の取扱いに関し、政府の「福島第一原子力発電所における多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」(2021年4月決定)を踏まえ、地域の皆さま、関係者の皆さまのご意見をお伺いしながら、安全確保のための設備の設計や運用等について具体的な検討を進め、2021年12月21日、ALPS処理水希釈放出設備及び関連施設の基本設計等について、「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画変更認可申請書」を原子力規制委員会に申請し、2022年7月22日、原子力規制委員会から認可をいただきました。
その後、ALPS処理水希釈放出設備の運転・保守管理等の組織体制、海洋放出前に放出基準を満足していることを確認するための測定・評価対象核種の選定、海洋放出に係る放射線環境影響評価結果(建設段階)等を反映するため、2022年11月14日に「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画変更認可申請書」を原子力規制委員会に申請しました。
(以上、お知らせ済み)
本日(5月10日)、「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画変更認可申請書」について、原子力規制委員会から認可をいただきました。
当社は、引き続き、安全を最優先に、ALPS処理水希釈放出設備及び関連施設の設置工事を進めるとともに、国際原子力機関(IAEA)のレビュー等に真摯に対応し、客観性・透明性・信頼性を確保してまいります。
また、皆さまのご懸念やご関心に真摯に向き合い、当社の考えや対応についてお伝えする取組みや、科学的根拠に基づく情報の国内外への発信を継続し、ALPS処理水の取扱いを含む福島第一原子力発電所の廃炉・処理水対策等について、多くの方にご理解を深めていただけるよう努めてまいります。
併せて、新たな風評を起こさないとの決意で、風評を受け得る産業への対策についても継続して実施してまいります。
以 上