(コメント)最高裁判所における一連の判決等を受けて
2022年6月17日
東京電力ホールディングス株式会社
代表執行役社長 小早川智明
当社福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により、今なお、福島の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに、大変なご負担とご迷惑をおかけしていることにつきまして、心から深くお詫び申し上げます。
本日、最高裁判所が、当社事故に関する国への訴えについて判決を言い渡しました。
これにより、既に当社に対する高等裁判所の判決が確定した訴訟を含め、最高裁判所に係属していた当社事故に関する7件の訴訟は全て終了いたしました。
当社の起こした事故が、地域の皆さまにもたらした影響の大きさ、深さは計り知れず、当社は、事故の当事者としてその責任を改めて痛感するとともに、原告の皆さまに対し、心から深く謝罪いたします。
当社は、あのような事故を起こしたことを深く反省し、二度とこうした事故を起こさぬよう、根本原因や背後要因を詳細に分析し、事故の反省と教訓を全社の事業活動に活かす取り組みを進めております。
当社にとって、「福島への責任の貫徹」は最大の使命です。その責任を果たすために存続を許された会社であることを改めて肝に銘じ、福島のために何が出来るのかを考え続け、引き続き、「復興と廃炉の両立」「賠償の貫徹」に向けて、私が先頭に立ち、全力で取り組んでまいります。
以 上