原子力規制委員会による審査書案の取りまとめについて
2022年5月18日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一原子力発電所の多核種除去設備等処理水(「ALPS処理水」)の取扱いに関しては、政府が2021年4月に決定した基本方針を踏まえ、当社として、地域の皆さま、関係者の皆さまのご意見をお伺いしながら、安全確保のための設備の設計や運用等について具体的な検討を進め、2021年12月21日、ALPS処理水希釈放出設備及び関連施設の基本設計等について、「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画変更認可申請書」を原子力規制委員会に申請しておりますが、本日、原子力規制委員会が審査書案を取りまとめられました。
これまで、ALPS処理水の取扱いに係る実施計画については、審査会合等でいただいた原子力規制委員会からの指摘事項等を真摯に受け止め、実施計画の補正申請に反映してまいりました。
引き続き、自治体の安全確認、IAEAのレビュー等に真摯に対応するとともに、安全を確保した設備設計や運用、科学的根拠に基づく正確な情報の国内外への発信、モニタリング強化など、政府の基本方針を踏まえた取組みをしっかりと進めてまいります。
また、さまざまな機会を捉えて、ALPS処理水の取扱いに関する当社の考えや対応について説明を尽くし、丁寧にご意見をお伺いする活動を重ねることで、ご不安やご懸念を一つひとつ解消し、一人でも多くの方に、廃炉の取組みについてご理解いただけるよう、全力で取り組んでまいります。
以 上