(コメント)政府の「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた行動計画」とりまとめについて
2021年12月28日
東京電力ホールディングス株式会社
本日、「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議(第3回)」が開催され、福島第一原子力発電所におけるALPS処理水の海洋放出に関して安全確保や風評への対策を盛り込んだ、中長期的な「行動計画」が示されました。
当社は、政府の「基本方針」(本年4月決定)を踏まえた対応を引き続き徹底するとともに、今回とりまとめられた「行動計画」を重く受けとめ、風評影響の最大限の抑制に向けて、当事者としての役割をしっかりと果たすべく取り組んでまいります。
具体的には、今後の原子力規制庁の審査や、廃炉安全確保協定に基づく自治体の安全確認、IAEAのレビューに真摯に対応してまいるとともに、安全を確保した設備設計や運用、希釈放出前の第三者による確認、科学的根拠に基づく正確な情報の国内外への発信とご意見のお伺い、海域モニタリングの強化、敷地内のタンクの適切な保守管理等に努めてまいります。
加えて、風評を受け得る産業の生産・加工・流通・消費の各段階への取組の強化・拡充等を進め、それらの対策を講じてもなお起こり得る風評被害への賠償については、関係する方々のご意見を丁寧にお伺いしながら、適切に対応してまいります。
当社は、原子力事故の当事者として、事業運営の基盤である信頼の回復に努めるとともに、福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水・処理水対策を安全・着実に進め、「復興と廃炉の両立」に向けた責任を果たしてまいります。
参考:
「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議(第3回)」
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/hairo_osensui/alps_shorisui/dai3/index.html
以 上