柏崎刈羽原子力発電所における防火壁貫通部の防火処置未実施に関する一部報道について
2017年11月29日
東京電力ホールディングス株式会社
当社柏崎刈羽原子力発電所において、防火壁貫通部の防火処置未実施箇所が62箇所(建築基準法違反)確認されたことについて、11月22日に記者会見でご説明しております。
この会見の中で、防火処置未実施の状態は新規制基準に抵触するのではないか、という趣旨の質問があり、これに対し、
・新規制基準では防火壁の機能として3時間耐火が要求されているが、その壁には孔は確認されていないこと
・建築基準法については建築主事が所管するものであり、建築基準法の検査を原子力規制委員会が行うことはないと思う
といった趣旨の回答をいたしました。
本来、新規制基準上の扱いについては、原子力規制委員会にご判断いただくものであるにも関わらず、会見終了後の個別のご説明の中で、当社が新規制基準には抵触しないとご説明してしまったことについてお詫びいたします。
同会見の中ではお伝えしましたが、火災防護を含めた発電所の安全対策については、新規制基準に照らしながら工事を進めており、今後、原子力規制委員会に現場をご確認いただく必要があります。
当社としては、建築基準法違反という安全上の問題を重く受け止め、該当箇所について速やかに是正処置を行うとともに、再発防止を徹底してまいります。
また、新規制基準や各種法令に適合することはもとより、更なる安全性向上を目指し、昨日よりも今日、今日よりも明日の安全レベルを高めるための自主的な取り組みを継続するとともに、新潟県が進める3つの検証に全力で協力してまいります。
以 上