お知らせ

2017年9月29日
東京電力ホールディングス株式会社

 当社はこのたび、「TEPCO統合報告書2017」を発行いたしました。

 東京電力グループのESG(環境・社会・コーポレートガバナンス)情報は、2010年度まで『TEPCOサステナビリティレポート』として毎年公表しておりましたが、2011年の福島原子力事故以降、発行を休止していました。
 近年、企業の説明責任に対する社会的要請の高まりや、企業情報の開示のあり方が見直される中、当社グループにおいても、福島原子力事故後の経営状況を踏まえ、どのように長期にわたり価値を創造していくのかを財務資本の提供者をはじめとしたステークホルダーの皆さまに説明するためには、「統合報告書」が最適なコミュニケーション・ツールの一つであると考えています。

 統合報告書として初版となる本書では、経営トップによる新しい経営方針・経営改革に関するコミットメントとともに、「新々・総合特別事業計画」を構成する「福島事業」、「経済事業」におけるそれぞれの戦略およびビジネスモデルについて掲載しています。
 また、戦略の実現および価値の創造に不可欠な、「ブランド」「透明性」「人財」「知的資本」「事業効率」「環境への配慮」の6つの事業基盤における取り組みについても記載しています。

 いずれの報告内容においても、財務情報および非財務情報について、統合思考に基づく情報の整理と分かりやすい表現に努めました。

 将来の価値創造をコミットする統合報告書の発行を通じて当社グループが目指すものは、株主・投資家の皆さまをはじめとしたステークホルダーとの対話を促進し、企業価値の向上、社会価値の創造を実現することです。
 福島原子力事故以降、情報開示が十分に果たせなかったESG情報について、今後は本書を中心に、その他の開示媒体の体系化や充実化を図るとともに、ステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションの活性化を図ってまいります。

「TEPCO統合報告書2017」
 IR資料室:http://www.tepco.co.jp/about/ir/library/securities_report/index-j.html
 環境・社会・ガバナンス(ESG)情報:http://www.tepco.co.jp/about/esg/index-j.html

以 上