(コメント) 「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」の改訂について
2017年9月26日
東京電力ホールディングス株式会社
代表執行役社長 小早川 智明
福島第一原子力発電所の事故から6年半以上が経過し、今もなお、地元の皆さまをはじめ、広く社会の皆さまに、大変なご心配とご迷惑をおかけしていることにつきまして、心より深くお詫び申しあげます。
本日開催された廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議(第3回)において、「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」の改訂が決定されました。
福島第一原子力発電所における廃炉作業は、これまでに、使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けた準備作業、重層的な汚染水対策による汚染水の増加抑制を進め、確実にリスクを低減してまいりました。また、燃料デブリ取り出し方針の策定に向けて、原子炉格納容器内の調査を進めてまいりました。
廃炉作業の進展に伴ってより明らかになってきた現場状況などを踏まえて改訂された中長期ロードマップに基づき、引き続き、新たに判明する事象に応じ、安全確保を大前提に、リスクを低減する努力を日々継続してまいります。
廃止措置の終了まで前例のない取組が続きます。私たちは、社内外に開かれた組織をつくり、地元の皆さまとの対話を重ね、地元の思いや安心、復興のステップに配慮しつつ、さまざまな課題を克服し、事故を起こした当事者として、責任をもって廃炉を安全にやり遂げてまいります。
以 上