電力需要予測値の正確さを競う「第1回電力需要予測コンテスト」の開催について
2017年6月20日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、東京電力パワーグリッド株式会社(以下、「東電PG」)のサービスエリア内における電力需要を予測する手法の提案とその精度を競う「第1回電力需要予測コンテスト」(以下、「本コンテスト」)を、本日から、オープン・イノベーションWebページ「TEPCO CUUSOO」において開催いたします。
東電PGでは、電力供給を効率的に行うために日々、電力需要予測を行なっています。現在使用している予測システムは、長年のノウハウで高精度の予測が可能ですが、近年のデータサイエンス・予測技術の進歩を踏まえ、新しい技術・知見を取り入れる必要があると考えています。
本コンテストは、国内外のデータサイエンティストを対象とした人工知能(AI)活用などの革新的な手法や新しいアプローチの発掘が目的ですが、提案された需要予測手法のうち優秀なものについては、実際の業務への活用も検討いたします。
コンテストに参加される方には、まずは東電PGが保有する過去の電力需要データを踏まえて、翌日24時間分の需要を1時間単位で予測する手法の検討に取り組んでいただきます。続いて、提案する予測手法を用いた1年分の翌日電力需要予測のほか、本年9月1日~9月9日には、実際の電力需要予測業務の流れに沿って毎日、翌日の電力需要予測を実施していただきます。
なお、実際の予測では、コンテスト参加者は、前日までの電力需要データの受け取りと翌日の需要予測の提出を、API連携(アプリケーション プログラミング インタフェースの連携)にて行えます。
また、審査を通過した参加者にはプレゼンテーション選考を経て、本コンテストの優秀者を決定するとともに、優秀者には、賞金総額上限300万円を贈呈する予定です。なお、審査には、機械学習をはじめとする人工知能技術が専門の東京大学松尾豊准教授に参加いただきます。
■コンテスト開催概要
開催期間:
2017年6月20日(火)~10月上旬頃
※参加受付は2017年8月17日(木)までです。
テーマ:
電力需要翌日予測
対象:
企業、大学または研究機関に所属もしくは関係のある方
課題:
前日までの電力需要データや気象データ等を用いて、翌日1日の1時間刻みの電力需要を予想する手法を提案してください
提出物:
・2015年(365日×24時間分)年間予測結果データ (9月9日締め切り)
・2017年9月2日~9月10日の期間の翌日24時間分予測結果データ (各予測日の前日8時締め切り)
・作成した手法を説明したレポート (9月9日締め切り)
重要日程:
・2017年6月20日 ~ 8月17日 エントリー期間
・2017年6月26日 データ提供開始、手法検討期間開始
・2017年8月18日 ~ 8月31日 API連携期間
・2017年9月1日~9月9日 本番予測提出期間
・2017年9月末~10月上旬(予定) 最終審査会(プレゼンテーション選考)、結果発表
審査員長:
松尾 豊 准教授 (東京大学 大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 准教授)
2020年12月8日追記
※本コンテストは終了いたしました。
※以下、関連ページをご参照ください。
https://www.tepco.co.jp/challenge/innovation/images/tmn_innovation_26.pdf
以 上