お知らせ

2016年10月14日
東京電力ホールディングス株式会社

 昨日(10月13日)、柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の審査会合が開かれ、液状化の影響や緊急時対策所の設置等に関する議論が行われました。

 荒浜側(1~4号機側)防潮堤周辺地盤の液状化については、これまでの解析結果から地盤改良等の相応の対策が必要と考えており、1~4号機の更なる安全性向上に向け、地盤の詳細解析、対策の具体化をしっかりと検討いたします。
 一方、6、7号機の安全性を可能な限り早期に確保する観点から、免震重要棟と併用する剛構造の緊急時対策所の設置場所を、3号機から5号機の原子炉建屋内に変更したいと考えております。

 なお、現在の保守的な条件の評価では、荒浜側防潮堤に傾き・沈下等が生じることを否定できませんが、適切な地盤改良等の対策によって安全性を確保することを考えております。
 また、発電所では深層防護の考え方に基づき、防潮堤の他にも多重の建屋浸水防止対策を講じております。万が一、防潮堤内側に浸水があった場合でも、建屋周辺に防潮壁・防潮板により海抜15m以下の開口部を無くすとともに、建屋入口および建屋内扉を水密化すること等により建屋内の重要設備への浸水を防ぐことができます。

 今後も引き続き、原子力規制委員会による審査に真摯に対応するとともに、安全対策を着実に進めてまいります。

以 上

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