3月の販売電力量▲1.6%減、2015年度は▲3.9%減と3年連続で前年を下回る
【3月】
東京電力の3月の販売電力量は、対前年伸び率▲1.6%減の214.1億kWhと11ヶ月連続で前年実績を下回りました。
(需要の内訳)
・家庭用などの「電灯」は、検針日数が前年に比べ長かったことなどから、対前年伸び率3.4%増と2ヶ月連続で前年実績を上回りました。
・ビル・商業施設などの「業務用」は、契約電力が減少していることなどから、対前年伸び率▲6.4%減と32ヶ月連続で前年実績を下回りました。
・工場など産業用の主力である「大口電力」は、機械(21ヶ月連続)、化学(3ヶ月ぶり)、鉄鋼(12ヶ月連続)、非鉄金属(2ヶ月ぶり)、紙パルプ(20ヶ月連続)、窯業土石(24ヶ月連続)など主要業種が前年実績を下回ったことから、対前年伸び率▲4.7%減と24ヶ月連続で前年実績を下回りました。
【2015年度】
2015年度の販売電力量は、生産の弱含み等による特定規模需要の減少に加え、冬期の気温が高めに推移し、暖房需要が減少したことなどから、前年比▲3.9%減の2,470.8億kWhと3年連続で前年実績を下回りました。