台風10号に伴う福島第一原子力発電所の状況について(8月8日午前10時現在)
2021年08月08日
2021年8月8日
東京電力ホールディングス株式会社
本日(8月8日)午前10時現在の福島第一原子力発電所における台風10号の影響についてお知らせいたします。
台風10号の接近に伴い、福島第一原子力発電所では、台風情報を注視するとともに、プラント関連パラメータの監視を強化しておりますが、8月8日午前10時時点で、プラント関連パラメータや発電所敷地内のモニタリングポスト、ダストモニタ、構内排水路モニタの値に有意な変動はありません。
また、建屋滞留水水位については、サブドレン水位との水位差は確保されていること、ならびに主要設備への影響がないことを確認しております。
なお、8月8日午前10時時点の降雨量および風速(地上10m付近)は、以下のとおりです。
・8月8日午前0時から8月8日午前10時までの降雨量(累積):1.5mm
・8月8日午前10時時点の風速は3.8m/s程度です。
引き続き、台風情報を注視するとともに、発電所への影響の有無について監視を継続してまいります。
<参考:台風10号の接近に伴う主な対策>
・資機材、ケーブル、ホース等の固縛・養生等による飛散防止を実施
・転倒リスクの高い一部のコンテナや仮設ハウス等の固定・固縛の再確認を実施
・重機転倒防止策として、構内の大型の移動式クレーン等はアンカーウェイトによる固定等を実施
・建屋に水が流入する恐れがある箇所について、パトロールおよび必要に応じて養生の実施
・タンク堰内雨水については、雨水回収タンクへ移送を実施
・排水路等からの漏えい拡大防止処置として、土嚢(含む、ゼオライト土嚢)と吸引作業車を準備
以 上