福島第一原子力発電所 物揚場排水路における簡易放射線検知器「高警報」の発生について(続報)
2021年03月03日
2021年3月3日
東京電力ホールディングス株式会社
3月2日午後6時18分、物揚場排水路に設置している簡易放射線検知器(PSFモニタ)の「高警報」の発生について、その後の状況をお知らせします。
簡易放射線検知器(PSFモニタ)指示値は継続して低下傾向にあり、当該警報について午後9時44分、警報はクリアしました。
また、プラント関連パラメータに異常がないことを確認しております。
警報発生後、当該簡易放射線検知器(PSFモニタ)近傍から採取した水を分析した結果は以下の通りです。
<当該、簡易放射線検知器(PSFモニタ)近傍水>
午後6時45分採取(警報発生後)
・セシウム134:<0.95Bq/L
・セシウム137:16Bq/L
・全β :890Bq/L
※不等号(<:小なり)は、検出限界値未満(ND)を表す。
(参考)
3月1日採取(警報発生前)
・セシウム134:<0.66Bq/L
・セシウム137:1.0Bq/L
・全β :3.1Bq/L
※不等号(<:小なり)は、検出限界値未満(ND)を表す。
モニタ指示値が低下傾向にあること、プラントパラメータに異常がないこと及び分析結果から、汚染水の漏えいはないものと考えているが、全βが高い値を示していることから、念のため排水路ゲートを「閉」することとし、引き続き簡易放射線検知器(PSFモニタ)「高警報」発生の原因を調査します。
以 上