福島第一原子力発電所A排水路に設置している簡易放射線検知器(PSFモニタ)の高高警報発生について(続報2)
2021年02月04日
2021年2月4日
東京電力ホールディングス株式会社
本日(2月4日)、午前4時6分に発生したA排水路に設置している簡易放射線検知器(PSFモニタ)の高高警報発生について、その後の状況をお知らせします。
改めて現場を確認した結果、設備からの漏えいはなく、A排水路への流入はありませんでした。
併せて、A排水路に滞留している水および物揚場前(排水路出口)の水の放射能分析を実施し、通常の変動範囲内であることを確認しました。
結果は以下のとおりです。
A排水路
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:7.6×10^-1Bq/L以下)
・セシウム137:2.3Bq/L
・全β :4.0Bq/L
物揚場前(排水路出口)
・セシウム134:検出限界値未満(検出限界値:5.3×10^-1Bq/L以下)
・セシウム137:検出限界値未満(検出限界値:7.3×10^-1Bq/L以下)
・全β :1.2×10^1Bq/L
このことから、当該警報はモニタの異常による誤警報と判断しました。
現在、PSFモニタの高高警報はリセットしており、指示値は警報発生前の値に復帰しています。
なお、当該A排水路に設置してあるゲートを、午後0時12分に開放しました。
また、予防的措置を行った下記の設備については、順次、復旧操作を行います。
・Kタンクエリアの外堰の止水弁
・既設多核種除去設備(B)
・サブドレン浄化設備
以 上