2017年07月21日

2017年7月21日
東京電力ホールディングス株式会社

 

 本日発生した、福島第一原子力発電所構内増設多核種除去設備建屋において、漏えい検知器が作動したことを示す警報が発生した件についての続報です。

 

 増設多核種除去設備B系サンプリング配管の弁保温材を取り外して状況を確認したところ、サンプリングラインにあるドレン配管(pH検出器を点検する際の水抜き用に設置した配管)に直径2mm程度の微少な孔があることを確認しました。

 このため、弁保温材から滴下した水は、増設多核種除去設備で処理中の水であると判断しました。

 

 滴下した水のスミヤ測定および線量当量率測定を行った結果、増設多核種除去設備建屋内のバックグランドと同等であることを確認しました。

 

 また、滴下した水は微量で採取・分析はできませんでしたが、増設多核種除去設備B系の系統水の至近における分析結果(2017年6月1日採取)は、以下の通りです。

  ・Cs-134:2.2×10^2Bq/L

  ・Cs-137:1.5×10^3Bq/L

  ・Sr-90:1.8×10^2Bq/L

 なお、滴下した水については、拭き取りが完了しました。

 

 微小な孔が確認された箇所については、止水テープによる止水処置を行いました。今後、当該ドレン配管の修理を行います。

 

 増設多核種除去設備B系については、pH検出のサンプリングラインが3系統あり、1系統隔離した状態においても運転可能であることから、準備が整い次第、増設多核種除去設備B系の運転を再開します。

以 上

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