2016年12月05日

2016年12月5日
東京電力ホールディングス株式会社

 1号機~3号機共用のSFP二次冷却系循環ポンプ(A)の吸込圧力低の警報が発生した事象の続報です。

 SFP代替冷却系のプラントデータを確認したところ、12月4日の午後3時頃より、二次冷却系循環ポンプ(A)の吸込圧力が低下していたことが分かりました。

 当日の現場作業状況等について確認した結果、二次冷却系循環ポンプ(A)の吸込圧力が低下したのと同じ時間帯に当社社員が定例パトロールのため、1号機SFP代替冷却系の一次系冷却ポンプ(A)付近で現場確認を行っていたことが分かりました。

 当社社員への聞き取りからは、一次系冷却ポンプ(A)軸受冷却水配管に設置されているベント弁に接触した事実は確認できませんでしたが、当該弁は動作が容易なコック型の弁であり、SFP代替冷却系の共用二次冷却系は試運転中で、当該弁の誤動作を防止するような処置が講じられていない状況でした。

 以上のことから、当該弁が「開」状態であった原因については、現場確認中の当社社員が意図せず当該弁に接触したことで、当該弁が「開」方向に若干動いてしまった可能性が高いと判断しております。

 再発防止対策として、一次系冷却ポンプ(A)軸受冷却水配管に設置されているベント弁(当該弁を含めて8個)を結束バンド等で固定しております。

 本日予定している共用二次冷却系の運用開始後に、ベント配管の先端に閉止プラグの取り付けを行います。

以 上

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