G6タンクエリアへの移送配管からの水の滴下について(続報)
2016年04月21日
2016年4月21日
東京電力ホールディングス株式会社
昨日(4月20日)午後7時20分頃、福島第一原子力発電所構内のG6タンクエリアへの移送配管より、G6タンクエリア外堰の外側に水が滴下していることを当社社員が発見した件に関する続報です。
滴下した水の放射能分析結果は以下のとおりです。
・全ベータ :260,000Bq/L
・セシウム134: 1,100Bq/L
・セシウム137: 5,100Bq/L
上記分析結果から、滴下した水は当該配管内のRO濃縮水と判断しました。
また、滴下した水のセシウム134、セシウム137および全ベータの放射性物質の濃度(告示濃度限度に対する割合の和)が、実施計画にて定めた排水基準(0.22)を超えていることから、昨日午後11時18分に核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づき制定された、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第12号「発電用原子炉施設の故障その他の不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等(気体状のものを除く)が管理区域内で漏えいしたとき」に該当すると判断しました。
水の滴下箇所の地面に吸水材を設置および配管にビニールによる養生を実施するとともに、滴下箇所周辺に土嚢を設置しました。また、滴下した水については、吸水材による水の回収を行っております。
現在は配管にビニール養生することにより、地面への滴下はなくなっております。今後現場確認を実施し、滴下の状況を監視する予定です。
なお、昨日午後11時10分現在、B・C排水路の連続側溝モニタにおいて有意な変動は確認されておりません。
以 上