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プレスリリース 2014年

福島第一原子力発電所 緊急作業に従事した当社社員の内部被ばく線量の再評価について

平成26年3月25日
東京電力株式会社

 これまで当社は、福島第一原子力発電所における作業者の被ばく線量について当社社員の線量評価を行うとともに、各元請企業の評価結果の集約を行い、その結果について毎月末に厚生労働省に報告するとともに、公表しております。

 そのなかで、内部被ばく線量の評価結果について、当社の所有するデータに基づき計算・評価した結果と、各協力企業の詳細な調査等に基づいて評価した結果(採用値)の差違について、厚生労働省が各データや内部被ばく線量評価の方法の妥当性について再確認を実施し、元請企業へ修正を指導した内容に基づき修正されたデータが提出されましたので、当社はこれを反映した線量分布表を平成25年7月5日に厚生労働省へ報告しております。

 (以上、お知らせ済み)

 その後、厚生労働省が実施する甲状腺の健康影響に関する疫学研究でのばく露評価のために、内部被ばく線量の標準手法の評価方法ごとに、内部被ばく線量の計算過程を評価方法別に分類するよう、厚生労働省から要請があり当社にて分類作業を実施したところ、本年1月31日、標準手法によらない方法で内部被ばく線量の評価が行われているものが当社社員分について9人分あることが判明したことから、厚生労働省に報告しました。

 その後、平成26年3月6日、厚生労働省より、同様の事案がないかどうかを確認するための確認作業指示が当社および各協力企業にあり、前回報告時の評価対象者以外で、平成23年3月の1号機爆発後から平成23年4月末までに1F構内で作業した全作業員について、内部線量評価内容の再確認作業を実施しました。

 内部被ばく線量の再確認作業が終了し、本日(平成26年3月25日)、当社社員分について厚生労働省へ報告しましたので、お知らせいたします。

 今回の内部被ばく線量修正対象には当社社員も24人含まれています。これらの当社作業員は、初期の頃に内部被ばく線量の評価を確定したものであり、今回、厚生労働省の指導により放射性物質の摂取の推定日を見直すとともに、評価方法の見直しをしました。

 なお、平成23年10月以降は有意な内部取り込みは認められていませんが、今後、有意な内部取り込みの可能性が確認された場合は、直ちにWBCによる測定を実施して内部被ばく線量評価を実施し、厚生労働省の指導内容を確認するとともに、従前同様に協力企業の評価に協力し、福島第一原子力発電所における放射線管理を一層充実させてまいります。

以 上

<添付資料> 
東京電力福島第一原子力発電所 緊急作業に従事した当社社員の内部被ばく線量の再評価について(PDF 126KB)PDF

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