豪州ウィートストーンＬＮＧプロジェクトからのＬＮＧ購入に関する売買契約の締結について
平成24年６月18日
東京電力株式会社
当社は、2009年12月、豪州ウィートストーンＬＮＧプロジェクト（以下、「本プロジェクト」）に事業パートナーとして参画することについて、シェブロン・オーストラリア社およびシェブロンＴＡＰＬ社（以下、合わせて「シェブロン社」）と基本合意しておりましたが（2009年12月５日お知らせ済み）、その後の当社の経営環境などを踏まえ、このたび、三菱商事株式会社および日本郵船株式会社と共同で参画することを決定し、新たに設立したＰＥ Wheatstone社（以下、「ＰＥＷ社」）が本プロジェクトの事業権益 （ガス田鉱区開発権益：10％、ＬＮＧプラント事業権益：８％）を取得することで合意いたしました。
また、本合意によりＰＥＷ社が取得する権益に相当するＬＮＧは年間約70万トンで、その全量については当社が購入すること、およびシェブロン社から年間約40万トンを当社が追加購入することについても合意しており、当社はこれにより、本プロジェクトからのＬＮＧ購入について、年間合計約110万トンの売買契約を本日、締結いたしました。
当社はこれまで、本プロジェクトに関し、2011年７月にシェブロン社、アパッチ・ジュリマー社およびクフペック・オーストラリア・ジュリマー社との間で、年間約310万トンのＬＮＧ購入契約を締結しておりますので（2011年７月27日お知らせ済み）、今回の新たな売買契約により、2017年度より最長20年間、年間合計約420万トンのＬＮＧを購入することになります。
本プロジェクトは、西豪州北西部沖合鉱区の海底ガス田から産出される天然ガスを西豪州アシュバートン・ノースに建設中のプラントで精製・液化し販売するＬＮＧプロジェクトであり、2016年末から運転を開始する予定で、年間890万トンの生産を見込んでおります。
また、本プロジェクトは、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構（ＪＯＧＭＥＣ）の出資及び債務保証の対象事業として採択を受けており、官民一体となってエネルギー資源の安定確保に向けて取り組むことになります。
当社は、今後も、電力の安定供給に向けて、燃料の安定的かつ経済的な調達に努めてまいります。
以 上
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