福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内のガス濃度評価誤り等に対する原因と対策の経済産業省原子力安全・保安院への報告について
平成24年4月2日
東京電力株式会社
当社は、福島第一原子力発電所2号機において、平成23年10月28日より、原子炉格納容器ガス管理システムを運用しておりますが、11月1日、ダスト放射線モニタ内に設置されたチャコールフィルターを採取して核種分析を行った結果、短半減期核種であるキセノン135(半減期約9時間)が検出されました。
本件に関する当社の見解をとりまとめて、11月4日、経済産業省原子力安全・保安院へ報告しました。
その後、ゲルマニウム半導体検出器*の内部定数の設定誤りにより、平成23年11月4日に経済産業省原子力安全・保安院へ報告した際のキセノン135の濃度の評価結果に、誤りがあることを確認しました(11月17日訂正公表済み)。
また、それ以前の同年9月16日に公表した福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器内のガス濃度の測定結果についても、同様の誤りがあることを確認しており(9月21日訂正公表済み)、誤りが発生した原因と対策をとりまとめて報告するよう、同院より口頭にて指示を受けました。
以上を踏まえて、当社は、ガス濃度の測定結果誤りの原因究明ならびに対策が完了したことから、本日、とりまとめて同院に報告しましたのでお知らせします。
以 上
<別紙>
福島第一原子力発電所2号機格納容器(PCV)内ガス濃度評価誤り等に対する原因と対策について(PDF 1.50MB)
*ゲルマニウム半導体検出器
ガンマ線核種を分析し放射性物質濃度を測定する検出器。