福島第一原子力発電所付近における海水中の放射性物質の核種分析の結果について(第百六十三報)
平成23年9月3日
東京電力株式会社
平成23年3月21日、周辺環境のモニタリングの一環として、東北地方太平洋沖地
震で被災した福島第一原子力発電所の放水口付近(南側)において、海水に含まれ
る放射性物質のサンプリングを行った結果、放射性物質が検出されたことから、原
子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡いたしました。
3月22日より、福島第一原子力発電所沿岸部におけるサンプリングについては、
4箇所で実施しております。
4月17日より、福島第一原子力発電所の沖合3km4地点(4月26日より2地点追
加、4月30日より3地点追加、5月5日より1地点追加、計10地点)、沖合8km2
地点、沖合15km6地点でサンプリングを実施しており、その評価結果もあわせて連
絡しております。
また、5月27日より沖合5km2地点、沖合30km2地点、6月2日より沖合5km1
地点、沖合15km1地点、沖合30km1地点を追加しております。
なお、本調査結果におけるヨウ素-131、セシウム-134、セシウム-137の3核種に
ついては確定値としてお知らせすることとし、その他の核種については、今後、再
評価を実施することとしております。
(お知らせ済み)
平成23年8月15日に採取した海水に含まれるプルトニウムおよびストロンチウム
の核種分析を行った結果、別紙(別紙1、別紙2)の通り、ストロンチウム89、90
が検出されました。
以上の結果について、本日、原子力安全・保安院ならびに福島県へ連絡いたしま
した。
今後も、同様のサンプリングを実施することとしております。
以 上
添付資料
・別紙1:福島第一原子力発電所 海水中のPu分析結果(PDF 8.15KB)
・別紙2:海水核種分析結果<沿岸及び沖合>(PDF 11.0KB)
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