東北電力株式会社への電力融通実施について
平成23年8月8日
東京電力株式会社
当社は、震災により甚大な被害を受けた東北地方の電力需給バランスの緩和に向
け、最大140万kWの電力融通を実施することとしており、東北電力株式会社(以下
「東北電力」)からの要請に基づき、8月4日の13時から同6日22時までの間で30
万kWの電力融通を行うとともに、8月6日10時から17時までの間で、さらに50万kW
の応援融通(全国融通)を行いました。 (本年8月6日お知らせ済み)
当社は、引き続き、東北電力に対して、8月8日の6時から同11日の22時までの
間で30万kWの電力融通を行うこととしておりますが、東北電力から電力系統利用協
議会を通じて、昨日30万kW、本日さらに20万kW(合計で最大50万kW)の電力融通
(全国融通)の追加要請があったことを受け、本日の当社サービスエリア内の需給
状況を踏まえ、本日の10時から17時15分までの間で、最大50万kWの応援融通(全国
融通)を行うことといたしました。
なお、これにより本日の上記時間帯で、東北電力に対して最大80万kWの電力融通
を行うこととなりますが、当社といたしましては、適正な予備力を確保できる見通
しであり、当社サービスエリア内における電力の安定供給に問題はありません。
以 上
<参考>応援融通(全国融通)
当日の実運用における電源事故や需要急増による需給ギャップ発生への対応とし
て、全国的な需給安定確保のため、一般電気事業者間で緊急避難的に融通し合う電
力融通。
融通の送受電にあたっては、電力系統利用協議会(ESCJ)が斡旋手続きを実施する
(電力の応援を必要とする一般電気事業者は、ESCJに申し出。ESCJから他の一般電
気事業者に応援可否を連絡。応援可能な一般電気事業者がESCJに申し出を行うこと
で電力の受給を決定する)。
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