東北電力株式会社への電力融通実施について
平成23年8月6日
東京電力株式会社
当社は、震災により甚大な被害を受けた東北地方の電力需給バランスの緩和に向
け、最大140万kWの電力融通を実施することとしており、これまで、今月4日に、東
北電力株式会社(以下「東北電力」)からの要請を受け、同日13時から本日6日の
22時まで、30万kWの電力融通を行うこととしております。
本日、東北電力から、同社エリア内の需給逼迫が予想されることから、電力系統
利用協議会を通じて電力融通(全国融通)の追加要請があったことを受け、当社と
いたしましては、サービスエリア内の需給状況を踏まえ、本日10時から17時までの
間で、さらに最大50万kWの応援融通(全国融通)を行うことといたしましたのでお
知らせいたします。
なお、これにより本日10時から17時までの間、東北電力に最大80万kWの電力融通
を行うことから、当社の本日の供給力は5,010万kWから4,960万kWとなりますが、
適正な予備力を確保できる見通しであり、当社サービスエリア内における電力の安
定供給に問題はありません。
<参考>本日の当社の需給見通し (単位:万kW)
*今朝時点の供給力(5,010万kW)は、4日から東北電力へ融通を開始している30万kW
を織り込み済みの数値
<参考> 応援融通(全国融通)
当日の実運用における電源事故や需要急増による需給ギャップ発生への対応とし
て、全国的な需給安定確保のため、一般電気事業者間で緊急避難的に融通し合う電
力融通。
融通の送受電にあたっては、電力系統利用協議会(ESCJ)が斡旋手続きを実施する
(電力の応援を必要とする一般電気事業者は、ESCJに申し出。ESCJから他の一般電
気事業者に応援可否を連絡。応援可能な一般電気事業者がESCJに申し出を行うこと
で電力の受給を決定する)。
以 上
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