プレスリリース 2011年

当社福島第一原子力発電所における核種分析結果の厳重注意に対する対応について(続報2)

                             平成23年5月8日
                             東京電力株式会社
 当社は、福島第一原子力発電所における核種分析結果について、平成23年4月1
日、原子力安全・保安院より厳重注意を受け、4月4日、再発防止に係る方針等を
とりまとめて報告いたしました。
                         (4月4日お知らせ済み)
 これを受けて、3月30日までに採取したタービン建屋内の溜まり水、トレンチ内
の水、タービン建屋付近のサブドレン水(地下水)、および集中環境施設プロセス
主建屋で確認された溜まり水に関する核種分析結果について、再発防止に係る方針
に基づき確認作業を行いましたので、とりまとめた再評価結果をお知らせします。
 再発防止に係る方針に基づく具体的な対策は以下の通りであり、この対策に基づ
き、このたび、再評価を実施しました。
<再発防止対策>
1.専門家のご意見を踏まえた核種分析結果の評価の実施
   このたびの核種同定の考え方については、第三者機関の専門家にご確認をい
  ただき、専門家のご意見等を反映したもので評価を実施しました。
2.クロスチェック方法の検討
   分析機器の核種ライブラリが妥当であることをメーカの専門家にご確認いた
  だきました。更に、第三者機関の専門家が核種分析の評価に用いているプログ
  ラムの考え方が適切であることをご確認いただきました。
3.他の電力会社等の応援体制による更なる確認精度の向上
   他の電力会社ならびに第三者機関にデータ確認および妥当性確認のための応
  援を要請し、核種分析結果の確認精度の向上を図りました。
4.速報版と確報版の作成
   正確性と迅速性の両立を図るべく、本評価による核種分析結果の公表を速報
  版(主要核種3核種の放射能濃度の確定、核種分析結果としては参考値として
  公表)と確報版(主要核種およびその他核種の放射能濃度の確定、公表)の2
  段階としました。
                         (4月20日お知らせ済み)
 その後、3月30日までに採取した発電所敷地内の大気、発電所付近等の海水に関
する核種分析結果について、再発防止に係る方針に基づき確認作業を行いましたの
で、とりまとめた再評価結果をお知らせします。
 また、3月31日から4月23日までに採取した発電所敷地内の大気、発電所付近等
の海水、物揚場・2号機バースクリーン前面等の海水、タービン建屋付近等のサブ
ドレン水、集中廃棄物処理施設付近のサブドレン水等に関する核種分析結果につい
て、確報版をお知らせします。
 今後、4月24日以降に採取した発電所敷地内の大気および発電所付近の海水等の
核種分析結果についても、再発防止に係る方針に基づき確認作業を行い、結果をと
りまとめてお示しすることとしております。
                                  以 上
添付資料
発電所敷地内における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 262KB)
海水モニタリングの核種分析結果(PDF 406KB)
福島第一物揚場前、2号スクリーン、1〜4号取水口内海水核種分析結果(PDF 94.2KB)
サブドレン等核種分析結果(PDF 50.7KB)
集中廃棄物処理施設周辺サブドレン水核種分析結果(PDF 55.5KB)
  ※本公表資料の記載内容に一部誤りがありましたので、8/30に訂正しています。
   訂正資料はこちらからご覧ください。

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