プレスリリース 2010年

電球形LEDランプを快適につかうには?

〜キーワードは「使用用途」「明るさ」「演色性」〜

                             平成22年11月17日
                             東京電力株式会社

 東京電力「TEPCOくらしのラボ」では、最近製品ラインナップが充実し普及が進
んでいる電球形LEDランプの使用実態に関する調査(全国1,644名を対象)を実施い
たしました。
 今回の調査で明らかになった、消費者の認知度・購入実態、そして電球形LEDラ
ンプに対する要望などに加えて、これまでに実施した市場調査や試験結果なども考
慮し、長寿命・省エネ性で注目される同ランプの特徴をよく知った上で、消費者の
皆さまに適切な製品を選び、快適にお使いいただくための提案としてとりまとめま
した。
 概要は以下の通りです。

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<調査概要>
・調 査 名:「照明に関する調査」
・調査方法 :調査会社登録モニターによるインターネット調査
・実 施 日:2010年10月8日〜14日
・対   象:全国に住む20代〜60代以上の男女
・有効回答数:[プレ調査]40,000名[本調査]1,644名
       ※本調査対象者は、プレ調査で「LED電球を購入して取り替えたこ
        とがある」と回答した方
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(1)電球形LEDランプの認知・購入率ともに向上(別紙1)
  ・電球形LEDランプの認知率は約1年前の調査と比較して26ポイント上がり
   (63%→89%)、購入率は2倍超になった(10%→21%)。<別紙1(1)>
  ・認知率、購入率を年代別にみると、認知率ではどの年代においても80%以上
   で大きな違いは見られないが、購入率は年代があがるほど高まる。<別紙1
   (1)>

(2)電球形LEDランプ購入者からの要望は「価格」「明るさ」「色合い」(別紙2)
  ・同ランプに対する総合満足度は、「やや満足」が64%を占め、「とても満足」
   は11%にとどまる。取り替え場所別にみてもほぼ同傾向。<別紙2(1)>
  ・使用した感想では「前の電球と変わりない」が最も多く、「価格が高い割に
   どれくらい省エネになったのかが分からない」という意見も多く見られるこ
   とから、これらが、総合満足度における「やや満足(64%)」の高さにつな
   がっていると推察される。<別紙2(2)>
  ・今後の要望点として最も多く挙げられたのは、「もっと値段を安くしてほし
   い」であるが、「もっと光の広がり方を白熱電球に近くして欲しい(34%)」、
   「もっと明るくして欲しい(30%)」、「もっと自然な色合いの光にして欲
   しい(18%)」といった、照明の『光の質』に対する要望もみられる。<別
   紙2(3)>

(3)電球形LEDランプを選ぶポイントは「使用用途」「明るさ」「演色性」
                                (別紙3)
  ・【要望点1】もっと光の広がりを白熱電球に近くして欲しい・・・白熱電球、
   電球形蛍光ランプ、電球形LEDランプの明るさ、および光の広がりを試験し
   た結果、電球形LEDランプは他の電球に比べて電球直下が明るく、周りが暗
   いという特徴があった。<別紙3(1)>

  ・【要望点2】もっと明るくして欲しい・・・電球形LEDランプは、電球直下
   と周辺の明るさの違いが大きいため、同じランプを「床面や机上面を明るく
   する場合」と「部屋全体を明るくする場合」で用いた場合、前者のほうが得
   られる照明効果は高い(=明るい・相当W数の表示が大きい)。電球形LED
   ランプへの取り替え前は、60%以上が「40〜60W形相当」の電球を使用して
   おり、他方で現在販売されている電球形LEDランプの明るさ分布を調べたと
   ころ、部屋全体を明るくする場合の表示で「電球20〜40W形相当」の製品が
   ラインナップの大半を占めている。このことが明るさ不足に感じられた一因
   であると考えられる。<別紙3(2)〜(5)>
   →床面や机上面を明るくしたいのか、部屋全体を明るくしたいのか、といっ
    た使用用途に応じた明るさ表示(電球○W形相当)を、ガイドライン<別
    紙3(4)>による表示を参考に、パッケージ等で確認することが望まし
    い。

  ・【要望点3】もっと自然な光の色合いにして欲しい・・・演色性(色の見え
   方に及ぼす光源の性質。平均演色評価数(Ra)という数値で表され、値が大
   きいほど色の見え方がより自然に見える)を調べたところ、電球形LEDラン
   プは製品によってバラツキはあったが、白熱電球や電球形蛍光ランプに比べ
   て、その数値は低かった。<別紙3(6)>
   →例えば食事のときなど、自然な色合いが重視される場面で使用する場合に
    は、平均演色評価数が記載されていて、その値が大きいものを選ぶのがポ
    イント。

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平成22年7月、日本電球工業会は、消費者に電球形LEDランプの正しい知識を持たせ、
その選択を容易にすることを目的に、表示方法に関するガイドラインを制定した。
<別紙3(4)>
本ガイドラインでは電球形LEDランプの特徴に合わせ、使用用途別に得られる明る
さを表示している。消費者側も使用用途に合わせて、明るさに関わる表示を参考に
しながら選ぶことで、電球形LEDランプをより快適に使用できる。
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<参考>電球形LEDランプ購入者の6割は今年4月以降に購入。ダウンライトを中
    心に家の中で幅広く取り替えられている。
  ・電球形LEDランプ購入者の60%は、今年4月以降に購入している。5月に価
   格が2,000円代後半に値下がりした影響も考えられる。<参考(1)>
  ・同ランプへの取り替え個数が最も多かったのはリビング(19%)。次いで、
   廊下(13%)、玄関(11%)、トイレ(10%)。<参考(3)>
  ・もともとその場所に取り付けられている器具自体が多いということも考えら
   れるが、廊下・玄関・トイレでは、ダウンライトが中心に取り替えられてお
   り、リビングでは、ダウンライト以外にシャンデリア・ペンダントなども取
   り替えられている。<参考(5)>
   →これから購入する方には、直下を明るくしたいのか、部屋全体を明るくし
    たいのかを考えた上で、電球形LEDランプの省エネ(→長時間使用)・長
    寿命(→取り替え回数減少)という特徴を活かした場所・器具から使用し
    てみることをオススメ。

                                  以 上

添付資料
・別紙1:電球形LEDランプの認知・購入率ともに向上(PDF 24.2KB)
・別紙2:電球形LEDランプ購入者からの要望は「価格」「明るさ」「色合い」
                              (PDF 26.6KB)
・別紙3:電球形LEDランプを選ぶポイントは「使用用途」「明るさ」「演色性」
                              (PDF 69.4KB)
・参考:電球形LEDランプ購入者の6割は今年4月以降に購入。ダウンライトを
    中心に家の中で幅広く取り替えられている。(PDF 48.6KB)




	

	



			
			
		

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