プレスリリース 2009年

福島第二原子力発電所4号機の出力低下について

                             平成21年10月15日
                             東京電力株式会社

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<概要>
(事象の発生状況)
 ・平成21年10月15日、福島第二原子力発電所4号機において、原子炉内の水を循
  環させるためのポンプが停止し、出力が低下しました。
(今後の対応)
 ・原因について詳細に調査いたします。
(安全性、外部への影響)
 ・本事象による外部への放射能の影響はありません。
(公表区分)
 ・本事象は公表区分I(法律に基づく重要な事象など)としてお知らせするもの
  です。

詳細は以下のとおりです。
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1.事象の発生状況
  定格熱出力一定運転中の福島第二原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力110
 万キロワット)において、本日、再循環MGセット発電機*1の点検作業を行っ
 ていたところ、午後2時8分、「再循環MGセット発電機(A)ロックアウトリ
 レー*2トリップ」の警報が発生し、原子炉再循環ポンプ*3(A)が自動停止し
 たため、発電機出力が約36万キロワットまで低下しました。

2.今後の対応
  再循環MGセット発電機内の回路の一部に、作業の際に付いたと思われる短絡
 の痕が確認されていますが、今後、原因について詳細に調査いたします。

3.安全性、外部への影響
  主排気筒放射線モニタ*4および、空間線量率を測定するため発電所周辺に設
 置されているモニタリングポストは通常の変動の範囲内であり、本事象による外
 部への放射能の影響はありません。

                                  以 上

*1 再循環MGセット発電機
   原子炉再循環ポンプに電源を供給する装置。
*2 ロックアウトリレー
   再循環MGセット発電機に何らかの異常があった場合、自動的に再循環MG
  セットを停止させる装置。
*3 原子炉再循環ポンプ
   原子炉圧力容器内の水(冷却材)を循環させるポンプ(2台設置)で、運転
  中はポンプの回転数(スピード)を制御することにより、原子炉の出力を制御
  している。
*4 主排気筒放射線モニタ
   建屋内の換気等を排気する排気筒(煙突状のもの)から環境へ放出される、
  建物内の空気や復水器を真空維持しておくために排出されるガスの放射線を測
  定する装置。

添付資料
・4号機系統概略図(PDF 11.3KB)




	

	



			
			
		

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