六ヶ所再処理工場で回収されるプルトニウムの利用計画の見直しについて

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成21年６月12日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京電力株式会社

　当社は、「我が国におけるプルトニウム利用の基本的な考え方（平成15年８月５
日　原子力委員会決定）」にもとづき、六ヶ所再処理工場で回収される当社分プル
トニウムについて、平成20年度末に約0.8トン、平成21年度末に約1.1トンの核分裂
性プルトニウムを所有するとともに、立地地域の皆さまからの信頼回復に努めるこ
とを基本に、国内ＭＯＸ燃料加工工場の竣工が予定される平成24年度以降、当社原
子力発電所のうち３基ないし４基で利用する計画である旨をお知らせしております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（平成21年３月６日お知らせ済み）

　その後、平成21年４月16日に日本原燃株式会社が国内ＭＯＸ燃料加工工場の竣工
時期を平成24年度から平成27年度に変更したことや、同年６月２日に原子力委員会
委員長からプルトニウム利用の透明性を確保する観点から計画の見直しについてご
意見をいただいたことなどを踏まえ、このたび当計画を見直しましたので、別紙の
通りお知らせいたします。

　見直し後の計画では、平成20年度末に約0.8トン、平成21年度末に約1.0トンの核
分裂性プルトニウムを所有する見通しですが、利用目的のないプルトニウムを持た
ないという国の方針を踏まえ、国内ＭＯＸ燃料加工工場が竣工する平成27年度以降、
当社の原子力発電所のうち３基ないし４基において、燃料として利用することとし
ております。

　なお、プルサーマル計画につきましては、資源に乏しい我が国において、その重
要性は変わるものではなく、国外で回収されるプルトニウムを有効活用する観点か
らも、できるだけ早く導入したいと考えており、引き続き、安全の確保と立地地域
の皆さまからの信頼回復に向けて全社を挙げて取り組んでまいります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上

添付資料
・別紙：「六ヶ所再処理工場回収プルトニウム利用計画（平成21年度）」（PDF 26.1KB）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（網掛け部分が当社計画）

ｐｄｆデータをご覧になるにはＡｃｒｏｂａｔリーダーが必要です。