プレスリリース 2009年

タイにおけるバイオガスCDMプロジェクトの国連によるCDMプロジェクト登録について

                            平成21年2月6日
                            豊田通商株式会社
                            東京電力株式会社

 豊田通商株式会社(本社:名古屋市中村区 取締役社長:清水 順三 [しみず 
じゅんぞう] 以下、豊田通商)と東京電力株式会社(本社:東京都千代田区 取
締役社長:清水 正孝 [しみず まさたか] 以下、東京電力)がタイ国バンコクで
出資するプロジェクト事業会社「キャッサバ・ウエースト・ツー・エナジー社」
(以下、事業会社)が、2007年2月よりタイ東北部(カラシン)において推進す
るタピオカ澱粉製造工場から発生するメタン回収事業について、2008年8月、国
連にクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトとして登録申請をしており
ましたが、1月31日に国連CDM理事会により登録されました。

 今後、国連の指定運営組織より、温室効果ガス排出量の検証および認証を受け、
炭素クレジットが発行されることとなります。

 なお、豊田通商と東京電力は、本プロジェクトから創出される炭素クレジット
の購入について事業会社と合意しており、2012年12月までに約18.6万トン(豊田
通商:約11.2万トン、東京電力:約7.4万トン、CO換算)の炭素クレジット
を購入する予定です。

 本プロジェクトは、メタン回収設備や発酵槽等を設置することにより、これま
で大気中に放出されていた、タピオカ澱粉製造工場の有機排水から発生するメタ
ンを回収し、バイオガスとして同工場に供給・販売しております。また、同工場
においてメタンを燃料として活用することで、同工場で使用されていた重油の消
費量を大幅に削減するとともに、温室効果ガスも大幅に削減[注]されておりま
す。

 豊田通商は、環境関連を注力分野と位置づけ、環境関連分野ビジネスを推進す
ることが持続可能な社会の形成に貢献できると考え、今後ともリサイクル事業や
温暖化対策・環境保全商品展開への取り組みを推進してまいります。

 東京電力は、地球温暖化防止の取り組みを経営の最重要課題の一つとして位置
づけ、引き続き、電気の供給面・使用面の対策や、国内外の炭素クレジットの取
得などを積極的に推進してまいります。

                                 以 上
English
[注]温室効果ガスを大幅に削減     メタンはCOの約21倍の温室効果があるため、燃焼させてCOと水    に分解することにより、温室効果ガスの削減効果が得られる。 添付資料 ・別紙(PDF 57.9KB)
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