新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業の状況について(週報:1月15日)
平成21年1月15日
東京電力株式会社
当社・柏崎刈羽原子力発電所における新潟県中越沖地震後の主な点検・復旧作業
の状況および不適合についてお知らせいたします。
主な点検・復旧状況
○平成21年1月9日から1月15日までに点検および復旧を完了したもの
・6号機 原子炉インターナルポンプ入力変圧器点検(据付作業)
:1月10日完了
・6号機 原子炉インターナルポンプ入力変圧器点検(電気試験)
:1月10日完了
・6号機 耐震強化関連(原子炉建屋天井クレーン強化工事):1月12日完了
○平成21年1月16日から1月22日までに点検および復旧を開始するもの
・1号機 耐震強化関連(原子炉建屋屋根トラス強化工事):1月21日開始
・1号機 耐震強化関連(非常用取水路地盤改良工事):1月19日開始
・5号機 耐震強化関連(原子炉建屋屋根トラス強化工事):1月19日開始
・6号機 原子炉開放作業:1月21日開始
・6号機 系統機能試験(非常用ガス処理系機能検査):1月21日開始
・No.2高起動変圧器点検(点検作業):1月19日開始
・固体廃棄物貯蔵庫復旧作業(ドラム缶転倒防止対策作業):1月16日開始
○平成21年1月11日から2月7日までの主な点検・復旧作業実績・予定
・「新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の
主な点検・復旧作業予定(4週間工程)」・・・別紙
(参考)新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業に係る不適合
「新潟県中越沖地震後の点検・復旧作業における不適合等に係る当面の公表につ
いて」にもとづく、平成21年1月8日から1月14日までのトラブル情報の発生状況
については次のとおりです。
○トラブル情報(中越沖地震関連)
<平成21年1月8日〜1月14日発生分>
○その他
・不適合情報(中越沖地震関連、As、A、B、C、Dグレード、対象外)
※ 新潟県中越沖地震発生後、これまでに発生・審議した不適合情報について
再度精査したところ、新潟県中越沖地震対象ではなかったもの7件および件
名が重複していたもの1件を確認いたしましたので、12月分の集計に合わせ
て訂正いたしました。
・ 平成20年11月22日に発生した7号機タービン建屋における火災、および12月
8日に発生した6号機タービン建屋における火災については、地域の皆さまに
大変ご心配をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申しあげます。
この2件の火災については、平成20年12月12日、および平成21年1月8日に
それぞれ原因と対策をとりまとめ、経済産業省原子力安全・保安院に報告して
おりますが、その際に報告した再発防止対策を現在、鋭意進めているところで
す。
今後とも、安全意識をより一層高め、協力企業各社も含め一丸となって災害
発生の未然防止に努めてまいります。
・ 平成20年4月より建設していた固体廃棄物貯蔵庫第3棟については、平成20
年12月25日に建設が終了し、平成21年1月13日に放射線管理区域を設定しました。
この固体廃棄物貯蔵庫第3棟の増設については、新潟県中越沖地震以前から
計画していたものであり、既設の固体廃棄物貯蔵庫(第1棟および第2棟)の
貯蔵容量計30,000本に対して、平成18年度末の時点で貯蔵していたドラム缶が
約21,700本となり、貯蔵容量の7割を超えたことから、柏崎刈羽原子力発電所
の設置許可時に国が認可した貯蔵容量(計45,000本)まで引き上げるために建
設したものです。
今回の増設により、固体廃棄物貯蔵庫は1棟あたり15,000本、3棟で計45,000
本の固体廃棄物(ドラム缶)の貯蔵が可能となりました。
また、ドラム缶の貯蔵方法については、地震に強い方法の検討を進め、仮貯
蔵庫で現在使用しているボックスパレットのほかに、ラックタイプの保管容器
を使用することとしました。
今後、約1年をかけて、貯蔵中のドラム缶および新たに発生するドラム缶を
ボックスパレットおよびラックタイプの保管容器に移し替え、貯蔵していく計
画です。
以 上
添付資料
・別紙:
新潟県中越沖地震発生による柏崎刈羽原子力発電所の主な点検・復旧作業予定
(4週間工程)(PDF 42.2KB)
・参考資料1:
柏崎刈羽原子力発電所6号機、7号機 系統機能試験実施状況
(PDF 29.1KB)
・参考資料2:
柏崎刈羽原子力発電所6号機、7号機 耐震強化工事実施状況
(PDF 13.5KB)
・参考資料3:
不適合管理施状況(12月審査分)(PDF 17.8KB)
・参考資料4:
柏崎刈羽原子力発電所 新潟県中越沖地震に係わる不適合の処理状況
(PDF 14.4KB)
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