プレスリリース 2004年

福島第一原子力発電所2号機の原子炉手動停止について

                            平成16年12月8日
                            東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)
は、定格出力にて運転中のところ、本日午前10時50分頃、タービン建屋地下1階
の給水加熱器室内にある湿分分離器*1から湿分分離器ドレンタンク*2につなが
る配管付近より水が滴下し、床面に水たまり(約50cm×約50cm)があることを、
パトロール中の当社社員が発見いたしました。
 現在も微少の漏えい(約3秒に1滴)は継続しておりますが、増加傾向はなく、
仮設容器にて漏えい水を受けております。
 本事象は直ちに運転に影響を及ぼすものではありませんが、点検および原因調
査のため、本日よりプラントの停止操作を開始いたします。
 床面に漏れた量は約0.8リットル、放射能量は約3.6×104ベクレル(ラジウム
温泉の約0.36リットルに相当する量)でした。
 これによる外部への放射能の影響はありません。

                                 以 上

*1 湿分分離器
    高圧タービンと低圧タービンの間に設置され、蒸気中に含まれる水分を
   除去する装置。
*2 湿分分離器ドレンタンク
    湿分分離器で除去した水分を回収するためのタンク。


添付資料
・2号機主蒸気・給復水系統概要図(PDF 21.7KB) 


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