平成16年10月12日
東京電力株式会社
当社・福島第一原子力発電所5号機(定格出力78.4万キロワット)は、現在
運転中ですが、前回の定期検査時に測定した第4給水加熱器A系ベント管オリ
フィス下流エルボ部(注)について、減肉のため配管の必要最小肉厚を下回っ
ている可能性があるとして、平成16年10月8日、福島県から当該配管の速やか
な取り替えの申し入れがありました。
当社は、当該配管につきまして、次回の定期検査時に取り替えることをあら
かじめ計画しており、それまでの間の運転について安全上の問題はないと判断
しております。また、原子力安全・保安院からも、当該配管の減肉管理につい
て妥当であるとのご判断をいただいております。
しかしながら、今回の福島県からの申し入れを受け、総合的に勘案し、本日
からプラントの停止操作を行い、準備が整い次第、当該配管の取り替えを実施
することといたしましたのでお知らせいたします。
本日、午後6時から原子炉の停止操作を開始し、明日午前0時頃、発電を停
止する予定です。
以 上
注:第4給水加熱器A系ベント管オリフィス下流エルボ部
給水加熱器(給水を加熱する装置)にたまった気体を復水器に導くライ
ンにある、オリフィス下流側の配管が曲がっている箇所。
添付資料
・第4給水加熱器A系ベント管オリフィス下流エルボ部測定結果(PDF 20KB) |