平成16年6月11日
東京電力株式会社
当社は、発電所の安全・安定運転および地域の皆さまから信頼していただける発電
所づくりをめざして原子力部門の組織の見直しを検討してまいりました。
既にお知らせのとおり、6月25日付で、従来の立地地域本部、原子力本部、各原子
力発電所を統合し「原子力・立地本部」を設置いたしますが、さらに原子力発電所に
ついても7月1日付けで以下の組織改編を実施することといたします。
1.「ユニット所長」の設置
「原子力発電所の点検・補修作業に係わる不適切な取扱い」の再発防止対策の一環
として、発電所の品質保証・安全管理体制をさらに充実・強化するため、原子力発電
所長の下に、ユニット(最大4ユニット)の運転管理および保全業務に関して責任を
負う「ユニット所長」を設置いたします。
ユニット所長は、発電所長が定める方針・計画の下、ユニットの運転管理・保全業
務に関する責任と権限を有し、原子力安全を最優先にした安定・高信頼度の発電およ
び設備保全を推進いたします。
2.「ユニット所長」の下に「運転管理部」と「保全部」を配置
「ユニット所長」の設置に伴い、運転管理に関する専門知識を有する所員が一体と
なって、安全・安定運転に向けて業務を遂行できる体制を構築するため、ユニットの
運転業務を行う「運転管理部」と設備の補修・保全を行う「保全部」をユニット所長
の下に配置いたします。これにより、ユニットの運転管理と設備保全について一貫し
た責任体制を構築いたします。
当社は、今回の組織改編とあわせて、引き続き原子力部門全体の品質保証・安全確
保の一層の充実、地域の皆さまからの信頼確保に努めてまいります。
以 上
<参考>
・福島第一原子力発電所の場合(PDF 14.8KB)
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